ANGEL (廃墟幻想)
〜FOLK TALE THEATER 夢枕公演〜
2001,8,8〜12  東京芸術劇場小ホール


これは、今行っている職場の先生の娘さんが出演されているので、よかったら行かないか?
と誘われ、観にいきました。初日に行ったんですが、その方が席を取っておいてくれてたんですが、
なんと前から二番目。(^^;
小さいホールでしたが、すごく良く見えて嬉しかったです。

原作は小村哲生さん。声優さんとしても活躍している方です。そして、特別出演だったのが、
冨田浩太郎さんと柴田秀勝さん。冨田さんは俳優として、柴田さんは声優さんとしても活躍
している方で、大感激でした。(*^^*)

お話は主人公の天使の「ユウ」が(この役を先生の娘さんが演じてらっしゃいました。)人間の
「がず」を好きになってしまう所から始まります。しかし、ユウの役目はかずを天国に連れて行くこと。
しかし、不幸な生い立ちのかずをこのまま連れて行くのはできない。そして、ユウは人間の
女の子になってかずの夢「ボクシングのチャンピオンになる」という夢をユウは不思議な力で
かなえてあげます。純粋だったかずの心。が、チャンピオンになり、ユウの力のおかげで
簡単に相手を倒せることを知ったかずの心は穢れていってしまいます。
・・・でもそれは、ユウを陥れようとした「悪魔」によって仕組まれたものでもあったのです・・・。
そして、ユウの心までもが怒りと憎しみのものに変わってしまいます。
堕落してしまったかず、荒れ狂うユウ。この二人の行く先には・・・。

チラシにあったこのフレーズがすごく気になってたんですよ。

『かつて大事だったものは、今は冷たいコンクリートの下。
かつて大切だったものは、今は暗い闇の中。
いつか取り戻したくても、戻らない日がくる。』

人にとって大切なものとはなんでしょう?お金でしょうか?名声でしょうか?
でも、人は一度そういうものを目の前にしたら、きっと抜け出せなくなるんだろうなぁ・・・。
と思います。大切なのは何なのか?人によってそれは様々だと思いますが、
お金や名声じゃない、他にも大切なものがあると思うんです。
かずは・・・それを、見失ってしまった・・・。(;;)

最後は悲しい終り方でした。ユウは、自らの命を悪魔に捧げ、かずの命を助けるんです。
・・・ユウは悪魔になってしまいましたが・・・。そして、他の天使に頼みます。
自分が完全に悪魔になる前に、自分を消して欲しいと・・・。かずにこの姿だけは見られたくないと・・・。
しかし、天使は出来ませんでした。そして、かずがユウを探してやってきます。
かずは・・・悪魔をユウだとは思わずに、前にユウにもらっていた十字架のペンダントを
悪魔になりかかったユウに向け・・・ユウは・・・。
自分が消えてしまっても構わないから、かずだけは・・・!というユウの想いが
よくわかってじ〜〜んとしてました。(;;)

ゆやまの説明ではわかりにくいと思いますが、とても良かったです。はい。
かずの働いていた寿司屋の親父さんが柴田さんでかっこ良かったです〜〜vv
ユウもカワイかったです。(^^)

最近、舞台観にいっていなかったんで、よかったです。
・・・そういえば、ロビーにお花があったんですが、難波圭一さんの名前とか、久川綾さんの
とか(事務所が一緒なんでしょうかね?)あって、ちょっと嬉しかった(?)り。
東京芸術劇場ってたくさんホールがあるんですねぇ・・・。初めて行きましたが、
すごいなぁ〜〜とそれだけで圧倒されてしまってました。(苦笑)
また、機会があれば行ってみたいです。はい。


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