RADIANT HISTORIA
ラジアント・ヒストリア

2010年発売/DS/RPG/アトラス


久しぶりの更新は、DSの『ラジアントヒストリア』です。
…これ、最初に(タイトル)聞いたときどうしてもダブって思うゲームがあったんですね。

SFCの『グランヒストリア』
これも今でも大好きで(いやぁ、戦闘方式とか、いろいろ問題(?)はあるんですが)タイトルが似ていたので
気になっていたんですよね。
ただ、メーカーがアトラス…これ…私にできるんだろうか?(苦笑)

アトラスのゲームはやりこみ要素が強いものが多いので、これもその類(ある意味そうだったけど)買うのに
不安があったんですね〜(笑)
しかし、買ってみたらもうどんどんはまり…結局私にしてはものすごい一気にやり込んでしまいました。


主人公はストックという青年剣士。アリステルという国の情報部の一員です。
アリステルは他国と戦争をしている立場になるんですが、その戦争のさ中に与えられた任務で
ストックは過去へ遡ることができる書物、『白示録』(はくしろく)を手にすることで、
この世界の歴史を正しい方向へ導く事になります。

この世界、ヴァンクールは『砂漠化』という危機に瀕していました。
そこで残っている緑の地の取り合いにより、どんどん荒廃が進んでいたのです。

ストックは過去、現在を行き来してこの荒廃した世界を正しい方向に導いていくことで
砂漠化を止める、というのが最終的な目的になります。


しかし、彼には過去がなかった。その過去を知っていくにつれ、どんどん話が深く絡まっていきます…。



…このゲーム、本来の歴史の方を『正伝』、変えていった歴史の方を『異伝』として正伝で間違った、
いけない方向に行ったら異伝で何かをすると回避できたり…と、常に行ったり来たりのゲームです。
でも、本当にうまく絡まっていてよくできています。
正伝、異伝は白示録に年表のようになっていて、すぐに見れたり、ポイントに戻れたりします。
白示録の中を『ヒストリア』と言い、そこにいる双子のリプティとティオにもヒントをもらったりして進めていけます。


…最終的には、敵だった人にも理由があり、その人にも信念があった事が解ると切なかったですね…。



最初、本も何も見ずにプレイしていたため、まぁ何度も行ったり来たりするする(苦笑)
そのおかげか、レベル上げということもせずに(敵はシンボル制なので避けようと思えばできる)すんなりできて、
話を楽しめた感じです。
しかも、これ一度はバッドエンドを見たほうがトゥルーエンドがよりわかるという…。
やりましたよ…ちゃんと両方みました(笑)めずらし〜。

音楽も好きで、聖剣などを手掛けている下村陽子さんが担当なさっていて、戦闘曲とかはもう
ほんと素晴らしいです!
主題歌も一応(?)あって、作詞、作編曲も下村さんがやっていらして、歌っているのは霜月はるかさん。
この歌がまた話になぞらっていて泣けるの〜〜(;;)


本当にいいゲームだと思います。これ。
…時間は結構かかるかもしれないですが、話はほんとによかったです。
また、こういうの作ってくれないかなぁ…。



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