トラスティベル〜ショパンの夢〜 ルプリーズ
ナムコ/PS3/2008年


これは、結構新しい部類のソフトですね。PS3ですし。…私が持っているPS3の数少ない
ソフトの一つでもあります(苦笑)PS3のソフト、高い〜〜(;;)

このソフトは元はXBoxで発売されたものを、PS3に移植したものです。
…当時、発売される当初から気になっていたソフトでしたが、いかんせんハードがなく、
諦めていたソフトです。でも、PS3を買った時たまたま何かないかなぁ〜と探していたら、
PS3にこれが移植されていたことを知り、廉価版になっていたのもあり(笑)買いました。

…なぜ、気にしていたかというと、これ『ショパンの夢』という通り、実際に実在した作曲家、
ショパンを題材にしていたからです。
…私も、一応ピアノを弾きますが、ショパンの曲もいろいろ弾きました。好きなのは
『幻想即興曲』で、いろいろなピアニストの方の弾いた曲を聴いてます。
自分でも、弾いたんですが、だいぶ前なのでまた練習してはいるんですがねぇ…なかなか(苦笑)
練習しないのが大きな原因ですけどね…(−−;

いや、話がそれましたがこのソフトはショパンが短い生涯を閉じる3時間前に見た夢の世界を
舞台にしています。その世界で暮らしていた、少年と少女を中心にお話が進みます。
もちろん、ショパンも出てきます。
ショパンは自分の世界だとわかっているつもりですが、次第に現実味を帯びてくる世界に
どちらが本当の世界なのか解らなくなっていきます。
現実世界で生涯を閉じた時、ショパンは…。


大きな感じではこんな感じでしょうか…。でも、中心はショパンの亡き妹に似たポルカと
少年アレグレットの動きが中心になります。
この世界では、死の運命にある人間には魔法の力が宿り、ポルカは魔法が使えるんです。
…そう、ポルカは死の病にむしばまれているのを知りながら、病が移るかもと怯えポルカを
さけていく人に対しても強い想いを秘め、ポルカは貧しい村を救うため旅立ちを決めます。
その中で出会うのがアレグレットであり、現実世界で生死をさまようショパンです。
(ほかにも仲間はいますけど)

…このゲーム、クリアしても解釈がかなり難しく、Xbox版でかなり叩かれたらしくて(苦笑)
PS3版はその辺を追加して発売されたらしいんですが、それでも解釈が難しい…(−−;
結局、この世界はなんだったのか?ショパンはどうなったのか?
わかりにくいんですよねぇ…やっぱり(汗)
でも、その人その人で想いが違っていいのかなとも思います。
ショパンは実在した人ですから。


このゲームでは、章立てで話が進みますが、章のタイトルがショパンの曲になっていて
章の途中に、その曲を作曲した時のショパンの状態が曲と一緒に説明されていて、
私はそれがよかったです。ショパンがどんな想いでその時その曲を作曲したのか、
それを知れてよかったです。
その時はスタニスラフ=ブーニンさんというピアニストの方が弾いている曲が流れて
説明が読めます。
私的にはそれだけでも楽しかった(笑)

音楽もよかったです。桜庭統さんで、大好きな作曲家の方の一人なので嬉しかったですし、
このショパンの世界を崩さないような曲になってます。
…音楽集買っちゃったもんなぁ…(苦笑)

ゲームのシステム的には、テイルズに近いので、問題なくできました。
時間的にはそこそこかかりますが、そんなに苦ではなかったですね。私は。
ただ、最後の解釈が…(むぐむぐ…)

でも、私は好きな作品です。…だって、ショパンの武器って、タクトですよ、タクト!(笑)
ポルカは傘だし。場所や、人の名前が音楽用語をもじっていたりそのままだったりして
世界感はとてもよかったし、おもしろかったです。はい。

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