第16楽章 『他人の島』 |
真達は言います。 『つがいとして育てられないのなら、閉じ込めていまえばいい』 ・・・綾人はまがい物と呼ばれ、オリジナルが『久遠』であるという、彼らの意図は・・・。 綾人は他の誰もが信じられなかった。自分はMUフェイス・・・『ムーリアン』だと言う事を、 皆は知っていて黙っていたのだということを知ってから。綾人は悩んでいた。どこに帰れば いいのかを。そして、彼はすべての事を見極めるために母の下へ、東京ジュピターへ 久遠と共に行く。自分の中にあった『絶対障壁』を越えて・・・。 これ、綾人を見ていて、すごく辛かったです。彼は皆が嫌いなんじゃない。好きだから、 ここにいたいからこそ、悩んでいるんだと思いました。でも、ムーリアンと人間の違いなんて たいしたものじゃないと思うんです。それに綾人が気づいてくれれば・・・と思います。 最後の遥とのやりとり。あれで、なんだか救われたようね気がします。 『いってきます』 『いってらっしゃい』 ・・・あなたはここに帰ってきていいんだから。帰っておいで。必ず。 あとは、恵ちゃんにとうとうキムと八雲の関係がばれましたね〜。(−−; めぐちゃん、がんばれ!!(笑) 亘理と綾人は、つながりがあるんでしょうか?亘理さんの息子さんも絵が好きだった・・・。 え?って感じでしたけど。(苦笑) 六道さんは知っているんですね。すべてを。いつか、それを綾人も知る時が来るんでしょう。 その時どうなってしまうのか・・・。 |
第17楽章 『迷宮への帰還』 |
綾人はゼフォンと久遠と共にTOKYO JUPTERへ。それを反逆行為だと言うことで真は 迎撃命令をだす。真実を知るために。その時、遥は・・・。 目がさめるとそこは東京。母に会いたいという綾人にそっけなく答える看護婦。 ・・・恐かったですね〜。無表情で、なんの感情もなく答えてるんですよ。まるで、ロボット のように・・・。ムーリアンは『人間』であるという久遠。ただ血の色が蒼いというだけなんだと 久遠は言う。家に帰った綾人は母に問う。母は麻耶は何者なのか。自分は何なのか。 綾人の血は赤かったが母の血はやはり蒼かった・・・。 『自分は何なのか』・・・考えるときりがないですよね。実際に考えても。私もあります。 それで怖くなった事も。誰かに肯定して欲しかったんですよね。綾人も。でも、その肯定を 求めた麻耶は・・・。このあたりでだいぶ人間関係が見えてきましたね。久遠と麻耶。 ・・・だんだん訳わかんなくなっていくところでもあるんですが・・・。〈苦笑) |
第18楽章 『蒼き血の絆』 |
自分の記憶がおかしい事に気づき始めた浩子は、脅え、綾人の元に。その綾人は母との やりとりで混乱する。東京は綾人の為にあった。綾人を奏者とするためだけに。 そして、遥もまた東京に綾人を追ってきていた。麻耶は綾人に告げる。ムーリアンの 真実を。そして綾人は家を出る。その時、浩子に出会い・・・。 ムーリアンの真実。ムーリアンは人間と変わらない。何も変わらないんだということ。 では、何故戦うのか。・・・ムーリアンも自分たちの居場所を探していたんですよね。 綾人が麻耶は自分の母なのか。と聞くと、『できるなら、私が生んであげたかった』と言う。 ・・・やっぱり母は綾人の母ではなかったのか・・・。結構ショックでしたね。この言葉。 でも、麻耶は・・・麻耶がかわいそうな場面でしたね。綾人の事を一番に考えてるのに 伝わらない・・・。綾人は世界を見てしまったから。もう、籠には閉じ込めておけないんだ。 麻耶は一生懸命だったんでだろうなぁ・・・。あと、浩子ちゃんが怪我をして、血を流していて、 綾人に『私の血、赤いよね?』と聞く浩子に・・・実際はすでに青い血になっていたのを、 綾人は、『うん、赤いよ』と言うシーンも重かったですね・・・。 |
第19楽章 『ブルーフレンド』 |
綾人と共に東京から出た浩子はますます不安になる。自分がだれなのか、すでに親の顔も 思い出せなくなっていた。どんどん変わっていく自分に恐怖を感じる。だからこそ綾人を 頼るしかなかった浩子。でも、綾人もまた『自分は何故生まれてきたのか』ということから 離れられないでいた。しかし、つかの間の時間も過ぎ、ドーレムの出現。 綾人は気がつく。僕には守るものがあるということに。今は浩子を守る事が自分がしなくては いけない事なんだと言う。だからラーゼフォンで戦うと言う。そして戦闘へ。しかし、この ドーレムは・・・。 ・・・泣きました。あんまりで。ドーレムは浩子だったんです。それとも知らない綾人は 戦い、ドーレムを傷つけていく。それによって苦しむ浩子。浩子の気持ち、綾人に伝えた かった気持ちが、街の灯りにともされていく。『サヨナラ』と。 |
第20楽章 『綾なす人の戦い』 |
綾人がテラに戻ると司令官は一色に変わっていた。そして、その横には遥ともう一人、 『ハルカ』と名乗る少女が。その少女は『美嶋玲香』そのものだった・・・。 家に戻った綾人は恵から、『気にしないから・・・』とムーリアンでもなんでも関係ないからと 綾人に告げる。めぐちゃん、やっぱりいい子だよ〜。(;;) そこに東京にいたはずの守が。とりあえずかくまう事にした綾人だったが、守は・・・。 守には考えがあったんですよね。ここではまだわかりませんが、守は本当に浩子ちゃんが 好きだったんだなぁ・・・。悲しすぎますね。ここから先。 |